第66回富士登山競走
第66回富士登山競走(山頂コース)を走って来ました。
富士登山競走に初めて参加したのは3年前、山頂コースに参加資格が出来た年だったと思います。五合目コースを走り、翌年山頂コースをなんとか完走しました。昨年はエントリーしたものの、当日仕事になり出場する事は出来ませんでした。
その思いから今年はエントリーした時には4時間を切るのが目標でしたが、なかなか体調を合わせることが出来ず、完走を目標にしました。
スタート時は涼しく、最初は走りやすかったように思います。
馬返しからの渋滞を避けるために、浅間神社を過ぎてダラダラ続くロードでは、無理をしない範囲でなるべくペースを上げるようにしました。この塩梅が結構難しく、実は少しがんばり過ぎだったようで、中の茶屋からは少しペースが落ちました。
馬返し到着が1時間3分29秒、目標が1時間4分だったのでほぼ予定通りでした。このタイムであれば、あとは集団から離されない限り、完走は間違いありません。
周りには「レースはもうお終い、あとはゆっくり登るわ。ここでペース上げて八合目辺りで高山病になるのも怖いし。」と話をしている人もいました。完走目標の人の戦略ですね。
このタイムと疲労感であれば4時間15分ぐらいでいけるだろうと、ちょこちょこ小走りで進みました。初めて山頂コースを走った一昨年は、馬返しからかなり渋滞してほとんどハイキング状態でしたが、今年は若干到着が早かったためか、それほどでもありませんでした。
五合目通過は2時間0分18秒、2時間を切ることは出来ませんでした。気を取り直してアクエリアスとバナナをいただきます。汗でびっしょりになったシャツに吹き付ける風が冷たく感じました。
自分は上りの歩きが遅いので、つづら折りの砂礫地帯では前の選手と5mぐらい離れたタイミングで走っていました。ただ、空気が薄いから少し走ると息が切れる!
七合目付近の岩場になると頭痛と吐き気がしてきました。これまで富士山へは普通の登山で五合目から二回登って、両方とも高山病になり、大変な思いをしました。一昨年初めて山頂コースに出場し、その時は全くといっていい程問題がなかったので、ふもとから一気に登れば問題ないのかもしれない、と思っていましたが、残念ながらそんな事はありませんでした。
八合目の関門手前からは本当に辛くて、いつ止まろうかばかり考えていました。でも高山病って、水分を摂ったり休んでもあまり快復しないんですよね。深呼吸を繰り返し、さっさとゴールして、高度を下げるしかないという思いで進みます。
途中で応援の方にプチトマトをいただき、とても美味しかったです。ただ、喉を通る時に戻しそうに。しばらく少しだけ噛み砕いたトマトが口の中に残っていました。
最後の方は1kmに30分ぐらいかかってしまい、渋滞もあって何度も弱気になりましたが、なんとかゴール出来ました。
これで夏のレースはお終い。秋に向けて体を休めた後、じっくり脚を作っていこうと思います。
タイム
初めて完走した2011年と比較してみました。五合目通過以降明らかにペースダウンしていますね。
測定ポイント | スプリット(2013年) | スプリット(2011年) |
---|---|---|
馬返し | 01:03:29 | 01:04:04 |
五合目通過 | 02:00:18 | 02:08:13 |
八合目通過 | 03:46:31 | 03:49:17 |
Finish | 04:26:01 | 04:24:30 |
Garmin による計測データはこんな感じです。
スタート地点の標高があるので、上りは3,000mほど。